天狗湯の先の社には鬼子母神が北湯全体を見守っています

鬼子母神にお参りをして天狗湯につかると子宝に恵まれるといわれています

 

社は裏から北湯を見下ろす位置にあり

常に掃除が行き届いた社内に

鬼子母神が祀られています

二代目の像で明治のころ奉納されました

インド出身の鬼子母神は、初めハーリティ(訶梨帝母)
といい、他人の子供を奪って食べてしまう鬼神でした。

お釈迦さまが彼女が一番可愛がっている末子を
隠して、子を失う母の悲しみを諭しました。

これより、鬼子母神(訶梨帝母)は仏教に帰依して、
子供の守り神となりました。

ーーー「雑宝蔵経」より

元は角と牙がありましたが歳月が姿をこのように変えました

鬼子母神のお姿には、鬼形、天女形があり、
当館の鬼子母神像は鬼形であったと推測されます。

現在の像は二代目です。
初代の像は飲むと母乳の出が良くなるとか、
子供の病気が良くなるとか言い伝えられ、
削られて持ち去られ消滅してしまいました。

現在の像もだいぶ身を削り、
人々を助けておられるようです。

子宝祈願の絵馬がたくさん奉納されています

絵馬は売店にありますのでご利用下さい